フェネルバフチェ・ベコのベテラン選手である
マルコ・グドゥリッチは、ユーロリーグの
メディアデーでのインタビューに応じ、
チームの成功と個人の成長について語った。
彼は、フェネルバフチェでの5シーズン目を迎える
このシーズンにおいても、チームに
更なる貢献をし続けることを目的としている。
―サービス精神がもたらした成功―
グドゥリッチは、昨夏、セルビア代表として
オリンピックのメダルを手にした経験について、
「チーム全員が兄弟のように親しくなり、
それが成功の大きな要因だった」
と語る。特に、個々のエゴを捨て、
チーム全体のために尽くす姿勢が、
国際舞台での輝かしい結果をもたらしたと強調した。
「チームの一員として、エゴを捨て、
求められる役割を果たすことが重要だと思う。
私たちは家族のような絆を築き、
それが私たちの成功に大きく寄与した。」
―リーダーシップの進化―
過去数年、グドゥリッチはリーダーとして
成長を遂げ、特にチームメイトとの連携において
新たな視点を得たと語る。昨シーズン、彼は
自分の役割を再評価し、得点以外にも、
チームに対して積極的に貢献することを
重視するようになった。特に、
ディフェンス面での努力がチームに大きな
利益をもたらしたと述べている。
「昨夏、私は自分がこんなに良いディフェンスを
できるとは思っていなかった。しかし、コーチが
それを求めたので、役割を受け入れ、全力を尽くした。
その結果、チームとして成功を収めることが
できたのだ。」
―欧米との対決:最も困難な試合―
グドゥリッチは、特に米国との対戦が、これまでで
最も困難な試合の一つだったと振り返る。準決勝で
米国と対戦し、ほぼ試合を支配していたにもかかわらず、
最終的には敗北を喫した。しかし、彼はこの試合を通じて、
セルビアのバスケットボールが世界でも非常に
高いレベルであることを証明できたと述べている。
「38分間試合をリードしていたが、最終的には負けた。
しかし、我々は世界中に、ヨーロッパのバスケットボールも
非常に高いレベルであることを示すことができたと思う。」
―新シーズンへの意欲―
新シーズンに向けて、グドゥリッチは
フェネルバフチェでの役割についても触れ、
さらに成熟したプレーヤーとしての一面を見せたいと
語っている。特に、ニコラ・ヨキッチの
謙虚さに触発され、自身もより一層冷静で
落ち着いたプレースタイルを目指すとのことだ。
「ヨキッチのようなトッププレーヤーが、
どれほど謙虚であるかを見て、自分もさらに
冷静でありたいと思った。私はこれまで以上に、
毎晩の試合を楽しみ、チームのために
最善を尽くすつもりだ。」
―フェネルバフチェでの期待―
フェネルバフチェでは、新たな選手として
ウェイド・ボールドウィンが加わり、彼の得点力と
プレーメイク能力がチームにどのように
影響するか注目されている。グドゥリッチも
この新たなチーム構成に適応しつつ、
自分の役割を見極めることに意欲を見せている。
「まだ自分の役割は完全には分からないが、
チームメイトに得点機会を作り出し、
アグレッシブなプレーを心がけたいと思う。」
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