―2024年9月01日-ニューヨーク― Photo:
バスケットボール界での成功を収めた後、
NBAスターたちはその影響力をスポーツの枠を超えて
広げ続けている。その最新の例が、
ケビン・デュラントによるフランスの名門サッカークラブ、
パリ・サンジェルマン(PSG)の一部株式の取得だ。
これにより、デュラントはPSGの
マイノリティパートナーとなり、スポーツ界における
新たなトレンドを象徴する存在となった。
デュラントの投資は、2024年のパリオリンピックでの
アメリカのバスケットボールチームの
金メダル獲得を背景に行われ、彼はPSG会長の
ナセル・アル・ケライフィに歓迎され、
クラブの施設を視察した。デュラントは、
スポーツ、メディア、エンターテインメント分野での
ビジネスを展開する自身の会社を通じて、
この株式を購入した。
―アスリートのサッカークラブ買収事例―
NBAスターによるサッカークラブの所有は、
決して新しいトレンドではない。以下は、
他の著名アスリートによるサッカークラブ買収の事例だ。
1.―トム・ブレイディ-バーミンガム・シティ―
NFLのレジェンド、トム・ブレイディは、引退後、
イングランドの伝統的なサッカークラブ、
バーミンガム・シティを買収した。彼はクラブの
諮問委員会の会長を務めるとともに、クラブを
運営するアメリカ人実業家グループの
パートナーの一人でもある。
2.―ロナウド-レアル・バリャドリッド―
元ブラジル代表のストライカー、ロナウドは
2018年にスペインのクラブ、レアル・バリャドリッドの
株式を51%購入し、その後支配力を82.77%まで拡大した。
彼の経営のもと、チームは1部リーグに昇格し、
クラブの価値を高めた。
3.―キリアン・ムバッペ-カーン―
フランス代表のスター、ムバッペは、
フランス2部リーグのカーンの株式を購入し、
クラブの過半数を掌握している。ムバッペの
投資ファンドがこの取引をサポートし、
彼は今やカーンの主要オーナーとしての
地位を確立している。
4.―レブロン・ジェームズ-リバプール―
レブロン・ジェームズは、2011年に
イングランドの名門クラブ、リバプールの株式の
2%を購入。その後、リバプールを所有する企業の
パートナーとなり、クラブへの影響力を拡大してった。
―スポーツとビジネスの融合―
これらの事例は、アスリートがスポーツを超えて
ビジネスや投資の世界に進出する新しいトレンドを
示している。彼らの成功は、単なる選手としての
能力だけでなく、ビジネスマンとしての
才能も証明しており、今後も多くのアスリートが
この流れに続くと考えられる。
・―ディディエ・ドログバ-フェネルバフチェ―
元コートジボワール代表のストライカーは、
2013年にトルコの名門クラブ、フェネルバフチェの
株式を購入した。彼は2年間クラブの会長を務め、
その後も少数株主として関わっている。
・―ハカン・シュキュル-ガラタサライ―
2018年に古巣のガラタサライの株式を購入した。
彼はクラブの財務状況を改善し、収益性を
向上させる役割を担っている。
これらの追加事例は、アスリートがスポーツクラブの
所有に興味を持ち、投資家やビジネスパートナーとして
新しい挑戦をする姿勢がある事を示していると
言えるのではないだろうか。
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